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次世代テレビ向けのインタフェース規格 「HDMI」
◆ HDMI とは
HDMIとは、「High-Definition Multimedia Interface」の略で、デジタル映像インタフェースのデファクトスタンダードであるTMDS(Transition-Minimized Differential Signaling)ベースで構築されたディスプレイ接続技術のDVI(Digital Visual Interface)を、AV向けに仕様をアレンジしたものであり、日立製作所、松下電器産業、Philips、Silicon Image、ソニー、Thomson Multimedia、東芝の7社と、高速シリアル伝送用半導体メーカのSilicon Image社が策定した次世代テレビ向けのインタフェース規格です。仕様策定を行う組織は2003年4月に立ち上げ、12月に最終仕様がまとまっていたものです。
従来より、PCとディスプレイの接続には DVIデジタル接続規格が存在していますが、HDMI はこのDVIをさらに発展させたものです。今まで機器間の接続に、ビデオ、オーディオ、コントロールの各信号用に複数のケーブルの使用が余儀なくされてきましたが、これからはHDMI によってケーブル1本で済みます。また、コントロール信号は双方向の伝送に対応しているため、モニターからHDMIで接続されたSTBや、DVDプレーヤーの様な機器にコントロール信号を中継する事で、ひとつのリモコンでホームシアター全体の機器を操作する事が可能となるのです。
Silicon Imageによると、昨年出荷されたデジタルセットトップボックスの30%がDVIを採用。今年は50〜60%がHDMI対応になる見込みとのこと。またDVDプレーヤーに関しても、すでにMERIDIANが対応しているほか、TAG McLarenからもHDMI対応機が登場する見込み。日本でも2004年秋以降に発売されるDVDプレーヤーは、普及価格帯の製品も含めて多くの製品にHDMI端子が装着される見込まれます。さらにデジタルHDTVは2002年、40〜60%がDVIを装着済み。今年は70〜80%がHDMIへと移行する。日本国内では米国のスピードとまでは言えませんが、HDMIを推進しているベンダーの多くは日本企業であり、普及に関しては時間の問題とも言えるでしょう。
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◆ ウェーブクレストの HDMI コンプライアンステスト
一般に、デジタルオシロスコープでは、HDMIのコンプライアンステストを実行するEyeマスクの測定に約10分を要し、またその得られたジッタ測定値の信頼性は、わずか10 −4(3σの信頼性)しか意味していません。そしてこれは、長時間に渡っての動作を保証するものではありません。
ですが、WAVECRESTの SIA-3000シリーズを使用すれば、Eyeマスク測定はもちろんのこと、TailFitアルゴリズムにより10 −12(14σの信頼性)でのジッタ測定が、 約1秒で終了します。
これは、開発環境だけでなく、デバイスメーカー、ケーブルメーカー、コネクタメーカー、そしてシステムメーカーにおいても、非常に高い信頼性とスループット生産性を提供するものです。どこでも、誰とでも接続が可能、動作を保証するためのインターオペラビリティが実現されるのです!
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