はじめに

Sensgreen LoRaWAN ネットワークサーバー （LNS） は、Sensgreen スマートビルディングプラットフォームの堅牢で信頼性の高いコンポーネントであり、建物内の LoRaWAN 接続デバイスの管理に重要な役割を果たします。LoRaWAN は、IoT デバイスとゲートウェイ間の長距離通信用に設計された、低電力、広域ネットワーク （LPWAN） プロトコルです。

構成

手順では、Milesight UG56 産業用 LoRaWAN ゲートウェイを例として使用します。

ステップ 1： Wi-Fi 経由で Web GUI にアクセス

a. コンピュータでワイヤレスネットワーク接続を有効にし、アクセスポイント 「Gateway_******」 を検索して接続します。
また、ゲートウェイのデバイス EUI もそこから取得できます。ゲートウェイ EUI は、MAC アドレスの最初の 6 桁、 「FFFE」、およびダッシュ前の MAC アドレスの最後の 6 桁を連結して取得します。このゲートウェイ EUI は、Sensgreen プラットフォームに追加する際に使用します。

！ 例： MAC24E124F65016-17 → Wi-Fi 名： 「Gateway_F65017」
→ ゲートウェイ EUI： 「24E124」 + 「FFFE」 + 「F65016」 = 「24E124FFFEF65016」

b. PC でウェブブラウザを開き（Chrome が推奨されます）、IP アドレス 192.168.1.1 を入力してウェブ GUI にアクセスします。

c. ユーザー名とパスワードを入力し、「ログイン」をクリックします。デフォルトの認証情報は、Milesight UG56 ユーザーガイドに記載されています。

d. Web GUI にログインしたら、パスワードを変更することができます。

ステップ 2： ゲートウェイの設定

a. ネットワーク設定：
方法 1： ネットワーク > インターフェース > ポート
接続タイプ：DHCP クライアント
「Save & Apply」をクリックします。

方法 2：ネットワーク > Interface > Cellular（携帯電話版のみ）
APN：SIM カード事業者から情報を入手してください。
「Save & Apply」をクリックします。

b. Packet Forwarder > General > Multi Destination

• デフォルトを無効にします
• 新しいものを追加します

Enable: Selected

Type: Semtech

Server Address: lnserver.sensgreen.com

Port Up および Port Down：どちらも同じで、設置場所の周波数帯域によって異なります。

EU868: 1700

AS923: 1701

AU915: 1702

US915: 1703

「Save & Apply」をクリックします。

ステップ 3：Sengreen プラットフォームにゲートウェイを追加

a. Device Management ページにアクセス
Sensgreen プラットフォームにログインします。プラットフォーム内の「Management」タブの下にある「Device Management」ページに移動します。

b. 新しいゲートウェイを追加します
「Device Management」ページで、「+ New Device」ボタンをクリックします。

c. 接続方法を選択します
接続方法として「LoRaWAN」を選択し、「Next」をクリックします。LoRaWAN ネットワークサーバーとして「Sensgreen LoRaWAN」を選択し、「Next」をクリックします。

d. デバイスタイプの選択
デバイスタイプとして「Gateway」を選択します。

e. デバイス EUI の入力
前述で説明した、デバイスに印刷されているデバイス EUI を入力します。

f. 周波数帯域の選択
お住まいの地域で使用されている周波数帯域を選択します。

g. 建物と部屋の選択
センサーを追加する建物を選択し、センサーが設置されている部屋名を入力します。

h. ゲートウェイ接続完了
おめでとうございます！ゲートウェイが Sensgreen LoRaWAN ネットワークサーバーに接続されました。ゲートウェイの状態は、Devices ページのGateways タブで確認できます。
問題が発生した場合や追加のサポートが必要な場合は、お気軽に Sensgreen サポートチームまでお問い合わせください。

—以上—