説明

MilesightルーターおよびLoRaWANゲートウェイは、WAN経由でインターネットにアクセスできます。
この記事では、WAN経由でネットワーク接続を取得できない場合のトラブルシューティング方法を説明します

設定

1. 接続タイプとして静的IPを設定する場合

静的IPが他のデバイスに占有されていないこと、およびゲートウェイIPが正しいことを確認してください。スイッチ/ルーターのサブネット内（LANとWi-Fiは異なるサブネットの場合あり）にPCを接続し、ターミナルでipconfigを実行してネットワークセグメントを確認できます。

下図の設定例ではネットワークセグメントが192.168.23.0のため、デバイスには192.168.23.0サブネット内のIPアドレスを割り当てます。192.168.23.221にpingを実行し応答があるか確認してください。応答がない場合、このIPアドレスは他のデバイスで使用されていないため、Milesightルーター/ゲートウェイの静的WAN IPとして192.168.23.221を割り当て可能です。ネットワークマスクとデフォルトゲートウェイはPCの設定と同じに設定できます。

2. 接続タイプをDHCPクライアントに設定する場合

Maintenance（メンテナンス）→ Tools（ツール）→ Ping に移動し、DHCPサーバーのIPに到達可能か確認してください。到達できない場合は、DHCPサーバーの設定を確認してください。

3. 接続タイプをPPPoEまたはDual-Stack Liteに設定する場合

PPPoEの場合：ユーザー名とパスワードが正しいか再確認してください。

Dual-Stack Liteの場合：ゲートウェイアドレス、DS-Liteアドレス、AFTRアドレスに到達可能か確認してください。

4. NATが有効か確認

ほとんどの用途でNATを有効にすることを推奨します。有効にすると、プライベートIPをパブリックIPに変換でき、無効だとスイッチ/ルーター外のネットワークサービスが利用できません。

5. WAN/eth0をメインインターフェースに設定

Milesightルーターの場合： Network → Interface → Link Failover に移動し、WANを最優先に設定します。

Milesightゲートウェイの場合： Network → Link Failover → WAN Failover に移動し、eth0をメインインターフェースとして設定します。

6. DNSアドレスの確認

PPP接続時にピアDNSを自動取得するUse Peer DNSオプションを提供していますが、プライマリ/セカンダリDNSを手動設定する必要がある場合があります。その際は、PCから汎用DNSサーバーへのpingを実行し、ローカルネットワーク内でアクセス可能か必ず確認してください。

7. スイッチ/ルーターのインターネット接続確認

同一サブネット（LAN/WiFi）内の別端末でインターネットにアクセス可能か確認します。Googleの閲覧やYouTube動画の再生が可能な場合、次の手順に進んでください。

8. スイッチ/ルーターのイーサネットポート故障またはケーブル接触不良の確認

同一ケーブルで端末をスイッチ/ルーターの別ポートに接続します。それでも動作しない場合は、同じポートに別のケーブルで接続してください。

9. イーサネットケーブルがMilesightルーターのWANポートに接続されているか確認

デバイスをスイッチ/ルーターのサブネットに接続するには、イーサネットケーブルをWANポートに接続する必要があります。LANポートに接続されている場合、Network -> Interface -> WANの設定は有効になりません。

10. イーサネットポートのLEDを確認

緑色LEDが点灯している場合、10/100/1000 Mbps（自動検知）のトラフィックが存在します。オレンジ色LEDが点滅している場合、データ転送中です。両方とも消灯している場合は、上記のスイッチ/ルーターセクションを参照してください。

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