高周波用 ハンドヘルドスペクトラムアナライザ RFシリーズ
スペクトルアナライザ周波数チャート
RFシリーズの主な特徴
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スペクトラムアナライザRFシリーズは、最新のデジタルフィルタ回路の採用により、驚異的な小型、軽量化を実現しました。移動性を必要とする現場環境や用途で、最新の測定能力を発揮します。従来のスペクトラムアナライザと異なり、丈夫で最軽量、フィールドユースに対応したハンドヘルドタイプですので、いつでもどこでもスペクトラム解析を行なうことが出来ます。
RFシリーズは、簡単な操作手順、高感度、更には優れた再現性によって、ほんのわずかなRF性能の低下も見逃しません。小さな問題が多大なコストと時間を無駄にする大きな問題に発展する前に、高調波歪み、チャネルパワー、占有帯域幅、アンテナ間のアイソレーションや潜在的な妨害波の問題を検知することが出来ます。
周波数 | 9KHz*~9.4GHz(*オプション) |
最小分解能帯域幅 | 100Khz |
最大分解能帯域幅 | 50Mhz |
測定レンジ | -90dBm~30dBm |
確度 | +/-3dB |
機能 | Center,Span,Flow&Fhigh,Pulse、Hold等 |
PCインターフェイス | USB |
ディスプレイ | 80×60mm 高解像度マルチファンクション液晶 |
電源 | 1300mAh充電式バッテリー |
本体サイズ | 255mm×85mm×25mm |
本体重量 | 420g |
本体保証 | 10年間 |
付属アクセサリ | ・HL60100ハイパーログアンテナ ・1300mAhパワーバッテリー(充電器付き) ・三脚式のハンドル(取り外し可能) ・SMAツールセット ・SMAアダプタ ・1m SMAケーブル ・アルミケース ・日本語マニュアル |
オプション | ・充電式スペアバッテリー(2200mAh操作時間7時間) ・9KHz低周波測定拡張(RF60100のみ) ・5m、10m 低損失SMAケーブル ・追加のEMC/無線アンテナ ・40dBプリアンプ ・1MB増設メモリ・・・内部のデータロギングのために、長期間のデータ保存が必要な方用。 |
機能紹介(EMFシリーズと共通)
業界標準に準拠、正確な測定値 |
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ポータブルスペアナとして電磁界・電気スモッグ測定を、これほど本格的に測定出来るのは初めてです。 WHO環境保健基準、ICNIRP(国際非電離放射放射防護委員会)などで規定された曝露制限や基準周波数におけるスペクトル分析などの複雑な計算は、バックグラウンドの高性能DSPにより瞬時に処理され測定時にストレスを感じることはありません。この超高速プロセッサーは、シリーズの全てのLFバージョンで、REAL-TIME表示を可能にしています。 小型軽量で、測定スピード、測定精度も高い、ポータブルスペクトラムアナライザを是非ご利用下さい。 |
スペクトラム解析 |
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完璧な分析:専門の電気スモッグの測定装置は、測定アプローチに依存した周波数、いわゆるスペクトル分析を使います。特定の周波数レンジにおいて、それぞれの信号とそれらの強さは、たとえば棒グラフにより表示にされています(右参照)。個々のバーの高さは、対応する信号の強さを表します。3つの最も強い信号源に対して、”Auto Marker”機能で自動的に正確な周波数と信号レベルを示します。また、ユーザは任意の測定仕様に対応するため自由に、フィルタ幅と周波数レンジをセットアップする事が可能です。 RFモデルでは、周波数領域のスペクトラムを表示しています。100MHzから7GHzへ、左から右へとスイープされます。スイープ中に、”Auto Marker”機能により、自動的に3つのメインシグナルソースを測定します。 Signal#1=942MHz (GSM communications) at-63dBm Signal#2=2024MHz (UMTS) at-23dBm Signal#3=5832MHz (802.11a Wlan) at-42dBm 個々のシグナルソースを直接周波数スペクトラムで表示することにより、測定結果に対する判別が容易に可能です。 |
デジタル画面上のRFスペクトル表示と自動トリプルマルチマーカ表示 1890MHzと1900MHzの間のDECT携帯電話の「Frequency Hopping」の様子がよく分かる表示。
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長時間測定 |
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大切な測定のために:データロガー機能を利用することで、測定条件、期間、サンプル数などを任意に設定し、測定結果の長期間での記録が可能です。これは、特に時間とともに変化する電力設備など、電磁界変動を持つ機器と機械で、露出の重大な評価をするために不可欠です。例えば、鉄道、送電線などの電力設備、そして携帯電話のアンテナ、宇宙・航空レーダーといった、様々な高周波伝達施設があります。時刻に従った照射線量の大きなの変化が起こり得ります(グラフ参照) 。長期間の記録なしでは、総露出と最大露出の解釈に大きな誤りが起こるでしょう。長期のデータロギングで、露出の日々の変化は、正確に記録され分析されるでしょう。 バッテリーモード(4~7時間)より長いデータロギングと測定時間には外部電源を使用することで可能となります。 |
RFトランスミッタの長時間測定により、極端な変化の様子が明らかになります。
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RFパワーメータ・モード(RFパワーセンサー) |
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長短波レーダ、極小パルスの検出が可能: RFパワーメータを装備(オプション機能)したモデルでは、最大10GHz(12GHz)までの高周波数の広帯域ピーク計測(True RMS)をdBmまたは、dBμVで行うことができます。周波数依存の計測感度は、約-50dBmです。最大使用レベルは+10dbmです。 このモードでは、周波数は表示されません。従って、0Hzマーカのみが表示されます。グラフィック表示は、時間領域表示で、パワー対時間です。サンプルタイム(メニューのSpTime)で変更できます。大きな主表示とバー表示は、計測結果をdBmまたは、dBμVで表示します。ノイズフロアは約-50dBmです。 最先端のSiGe検出チップを採用することで、非常に短いパルスを検出することができます。これにより、超短波レーダバーストや極小パルスの測定が可能となります。 |
RFパワーメータ・モードによる測定
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リアルタイムにおける暴露の限界 |
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ボタンを押すだけ:電磁界における暴露制限の計算は、専門家にでさえ複雑で扱いにくい手順であり、非常に長い時間と手間のかかる作業になります。複数の異なる周波数の複合物であり、変調と信号の強さが存在します。このような、複雑な測定用件ですが、高性能ソフトウェアを持ったスペクトルアナライザでは、実行ボタンを押すだけです。 測定が継続される中で、複数の露出制限、予防限度と実際の暴露量が超高速に処理され、実際に折れ線グラフとして表示することが可能です。 また、ICNIRP露出制限に対して、実際にどの程度暴露しているのかを、%とバーグラフィックで表示します。この場合ICNIRP制限の6.06%であることを意味します。もし、暴露制限に対して超過の場合には、表示は128.00% ととなります。それゆえに、初心者でも複雑な表や計算機を使うことなく、暴露制限計算を実行することができます。これ以上シンプルな装置はありません。 |
露出限度に依存する周波数のグラフィック表示。
折れ線グラフ表示と同様にパーセントでも露出制限を表示します。
例えば、ICNIRP露出限度の 6.06%であることを表示しています。 |
本格的なPC解析ソフトが無料でお使い頂けます驚きのシンプルさ:本格的なPC解析ソフトは、ウェブサイトより無償でソフトウェアをダウンロードして頂くだけで、あなたのPCが大きな画面をもった高性能なリアルスペクトラムアナライザに変身します。 ◆マルチデバイス機能では、複数のユニットを1つのPC上で一度にコントロールが出来てデータを表示することが可能です。 |
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